DIY用語辞典【さ行】

さ-か行

座金(ワッシャー)

ネジを締め付ける時に、相手材が陥没しないために使用する丸い輪状の板。平座金やワッシャーとも言う。鉄やステンレス製がメインだが、銅・真鍮・アルミ製など材質は様々ある。内径と外径の組み合わせでサイズも豊富。そのため、どのサイズが正解か分からなくなるが、使用するネジの規格によって基準のJIS規格はある。


さくさくエクステリア

メッシュフェンスにDIYで目隠しが作れる便利グッズ。さくさくエクステリアと30×40の角材を組み合わせれば、隣家からの視線や、道からの目線が気にならなくなる。角材に塗装をすれば、色目次第で、雰囲気もガラッと変わる。


さ-さ行

さしがね(曲尺)

L字型の直角定規のこと。長さを測る・直角を確認する・まっすぐに線を引くなどに使用される。木材の辺から垂直に線を引くのには、すごく便利。薄っぺらく収納にも困らないし、定規変わりにもなるので、1本は持っておきたい。


さ-は行

サビに強いビスシリーズ

サビに強いコーススレッド・スリムスレッド・コンクリートビスなど、超高耐食のイオニスコートをメッキしたビスのシリーズ。ステンレスSUS410よりも錆びにくいのが特長。


錆び風塗装

古さを醸し出すために、鉄部だけではなくプラスチック品などに赤錆が生えたように見せかけるフェイク塗装のこと。うまくいけば、遠目からは完全に錆びているように見えるので、プラ製品にも金属感がでる。錆び風塗装の車を、たまーに見かける。


サンダー

木材などを研磨する電動工具の総称のこと。電動ヤスリのイメージ。紙やすりが使用できる前後運動のオービタルサンダ・回転運動のランダムサンダ・細かな角部分も磨けるデルタサンダなどの種類がある。オービタルは安いものが出回っているので持っているとDIYの疲労感が軽減される。


サンドペーパー

木材や金属などを研磨するのに使用するシート状のやすりのこと。紙・布・耐水・カラ研ぎ用紙などの種類があある。研磨力によって適切な番手(研磨剤の粗さ)を選びながら使う。粗すぎると一気に削れて失敗するし、表面も平滑にはならない。逆に細かすぎると、なかなか削れないのでイライラする。適切が重要。


し-わ行

人工木

木材の粉に樹脂を混ぜて成形した板や角材のこと。普通の木材と比較して腐りにくいのでデッキ材やファンス材などとして使用される。普通の木材よりも密度があり重い傾向にある。腐りにくいが変色が発生しやすい。ビスが効きにくい。


す-あ行

水性塗料

塗料の樹脂成分を溶かすのに有機溶剤を使用していないもの、または著しく少なくして水で代用しているもの。有機溶剤の臭いがしないので、室内でも使用できる。というか、室内で油性塗料はきつい。濃すぎる場合は水で薄められるし、刷毛も水洗いできるので気軽に使用できる。


水平器

作ったもの、作るものの水平を確認するための工具。透明な筒に水と気泡が入っていて、気泡が中心にくれば水平であることの目印。最近ではスマホのアプリにもあるが、スマホには横にボタンの突起があるので本当の水平は確認しにくい。小さくても良いので水平器はポケットに忍ばしておきたいところ。


す-た行

ステイン剤

木材にしみ込みながら着色する塗料。英語のstain(汚れ・シミ)を語源としている。普通の塗料のように下地の模様を潰さないので、木目を生かした仕上げができる。ただし木部を保護する機能は皆無なのでニスなどの上塗りが必要。


す-さ行

すじかい(筋交い)

縦柱で構成された構造物に、歪みに強くするために入れる、斜め方向のつっかえ柱のこと。筋交いがあると無いとではグラグラ度合いが雲泥の差。すごくしっかりする。2x4材で作るならfortシリーズのC-3タイプがオススメ。


す-た行

ステンシル

文字とか絵とかを切り抜いた型紙を使って、その上から塗料を塗ったり吹き付けたりすることで、転写する塗装方法のこと。DIYしたBOXなどに模様や文字の転写が簡単にできる。作ったものに物足りなさや+αのデザインが欲しい時に非常に便利。


す-は行

スパナ

六角頭のボルトやナットを締めるための工具。クチが開いているためナットの横から差し込んで使うことができる。クチが閉じているものはレンチと呼ばれる。スパナ両端にサイズ違いのクチがあるものを両口スパナという。基本的には簡易締め付け具なので注意しないとボルトの頭部をグリッといってしまい使いものにならなくなる。


し-か行

ジグソー

木材や薄金属をカットする電動のこぎりのこと。丸のこの刃が回転するのとは違い、ブレード状の刃が上下運動することで切断する。直線カットは少し苦手で遅いが曲線のカットができるのが特長。丸のこよりも扱いが怖くないので、初心者にも安心。


し-や行

集成材

小さめな木片を接着して板や角材にしたもの。対して無垢材は、木を切り出してそのまま板材などに加工したもの。無垢材は、木の太さや取り場所によってサイズが限定されるが、集成材であれば無駄なく材にすることができる。そのため無垢と比較すると安価に入手できる。無駄が出にくいので環境にも優しいはず。


す-か行

スクレーパー

何かをはがす・削る時に使用する、ヘラ状のもの。DIYでは、塗装を剥がすのに使用することが多い。


スコヤ

直角精度の測定用や、金属加工のケガキ線を引くために使用する測定具。完全スコヤは直角で精密なさしがねというイメージだが、金属板だけでできたさしがねとは違い、片面に精度の高い台座が付いているので安定した測定ができる。スコヤは、直角以外にも45°や角度自由タイプのものがある。


せ-か行

石膏ボード

住宅や店舗などに使用される石膏を芯材とした壁材のこと。耐火性・防火性に優れ、安価に作れるのが特長。壁紙の裏は石膏ボードになっている場合がほとんど。難儀なのは、ビスが効かないこと。フックや棚を付けるにはボード裏の柱に打つか、アンカーを使用しなければならない。