第1話_現調・計測編

作り始める前に、現調です。

現場を知らねば、計画が立てられないので重要な工程です。

今回使用できるスペースは、ここ。

実に、狭小物件であります。

赤く塗った部分が、室内建築に許されたスペース。これ以上の譲歩は不可。

高さは天井高まで、使用可能。だと思う。

では、さっそく実測してみます 。

まずは、高さから。天井までの高さを計測します。

高さは、2700mmあります!。普通の住宅が2400mmくらいだから、300mmも高い。

これなら屋根の高さを高くする事ができる。

片流れ屋根もできるかもしれない。いけるぞ。これなら。

次は、奥行きを計測します。

左の壁から、邪魔な存在の柱までの距離は、約1130mm。

1200mmくらいはあるかと思っていたが、残念。

最後に、1番長い長辺部分を計測。こちらは、邪魔な柱はないので、期待大。仕切りに目印もないので、ごまかしも効くはずです。

では、実測。

うんっ!これは、いける。後ろに壁も柱もないし、伸ばそうと思えば、もっと行ける。

でも、そこは自制心で、2000mmにとどめて我慢しておきます。

という事で、今回の許されたスペースの計測が完了。

高さ2700mm・長辺幅2000mm・奥行1130mm に決定したわけです。

畳の大きさは、関西と関東、さらに東海とかでも大きさが違うので、間をとって、910×1820mmだとすると、今回のスペースは、

1畳+ちょっとのスペースって事になるのです。

という事で、スペースの制限を受けながら、この企画は始まるのです。

つまり、ここに小屋を作りますよ。

次回…『床を作るという話』に続きます。だって、床が展示会用のクッションフロアーなんだもん。