第2話_床作り編

本来、作る場所の、床がオシャレであれば、この工程は不要だったのです。

そのまま、小屋のフレームを建てれば良いだけですから。

ただ、残念なことに、当社の床は、オシャレとは程遠かったのです。

なぜなら、もともと、トイレの床柄みたいなクッションフロアーが貼ってあって、それを隠すように、展示会用のクッションフロアを、貼っただけのものだったからです。

言わば、ハリボテ。

これでは、あかん!そう心に決めて、ベースとなる床を作ろうと思ったのです。

ですので、いないとは思いますが、この記事を見て、室内に小屋を作ろう!と一念発起してしまった方には、毛頭不要な作業工程です。

そんな素敵な、お宅に住んでいる、あなたは読む必要ございません。

という事で、コチラはコチラで、貧相な床の上に、オシャレで素敵でメローな床を、こしらえていこうと思うわけです。この記事は、そんな内容になります。

今回、床の素材として選出されたのは、コチラ! 

みんな大好き、カフェ板です。

カフェ板は、厚めの杉材の板で、サイズも安定していて、つなげて使用できるようにサネ加工までされてるっていう、いたれりつくせりの優れもの。

この板、何と長さが丁度2m。今回使用するスペースに、ピッタリンコじゃないですか。

でっ、幅は…200mm。これを6枚購入すれば、1200mm。

小屋を建てる場所の、奥行きが1130mmだから…70mmオーバー。でもサネの部分があるから大丈夫っしょ。

と思って購入。

しかも、購入時、ニワトリさんのマークで有名なホームセンターで、1本998円(税込)という超破格!

んで、結果、大丈夫じゃなかった。

叩こうが引っ張ろうが、入らないものは入りません。そこでカフェ板を実測してみると。

カフェ板の詳細図

サネの部分も合わせて、200mmだと思っていたのに、そこはプロの木材屋さん。有効寸法で200mmだったのです。

・・・入る分けありません。6枚つなげると、きっちり、1200mm以上になってしまうのですから。

そこで、計画修正。

柱の部分を欠きこみます。

安全を見て、少し大きめに切り込みました。

これで、きっと入ります。確認はしていませんが多分大丈夫です。

という事で、さっさと、床の製作に入ります。製作と言っても、サネを組んでいくだけなので、大したことはありません。

でもね、今回は、ただ組んだだけじゃ面白みがないので、床っぽく継ぎ目を出していきたいと思います。

2mあるカフェ板を、端から適当な長さでカットします。自分の場合は、端から800mmでカット。

これを、互い違いに並べていくと、こんな感じです。

隙間がスコスコにありますが、仮置きなので気にしない。

では、本固定といきます。

事務所の床に、ビス留めする事は、ご法度です。なので、その辺に置いてあった、1×4材を裏からビス打ちしていきます。

イカダを作るイメージです。

こんな感じにね。

互い違いに並べた、継ぎ目部分は、ビス打ち必須です。

なので、トータル4本の1×4材を打ち付けてます。

サネがあるものは、何でもそうですが、角材などで、1枚ビス打ちする度に、トントンと叩いて、木材と木材の継ぎ目をしっかりと詰めながら、打ち付けるのが基本です。

あっ、上の2枚の写真は、裏を強調するために立ててますが、ビス打ちする時は、寝かしてやりました。

で、そんな感じで、組んでいくと素敵な、イカダ的ステージが出来上がります。

ここまできたら、肌触りの優しさを感じる程度に表面をサンダーなどで研磨します。

そんでもって、塗装をします。使った塗料は、

水性ウッディーガードのオークと、カインズさんの水性木部保護塗料ブラックのハイブリッド。

オークだと、ちょっと茶色すぎたので、黒混ぜちゃいました。同じ水性だから大丈夫でしょう?。

これを、好みの感じの色になるまで混ぜ混ぜします。んで、塗ります。

塗りあがった!乾くまで、しばし休息...。

乾いたので、嵌めてみた!

よかった。はまったよ。はまりました。適当に切った柱のところ。

ということで、これでステージっぽい床が出来上がりました。まだまだ、作業は始まったばかり。

次回・・・ついに『 柱を立てる』って記事に続きます。