今回は、パイプクランパーでキッチンラックを作る!というタイトルですが、正直キッチンラックじゃなくても、なんでも良いです。乱暴な言い方ですが、タイトルを付けなくちゃならなかったので、比較的、適当に付けました。
なぜなら、想像以上に、頑丈で素敵な棚ができたので、キッチンじゃなくても、どこでも使えそうな感じだからなんです。推奨はしませんが、人が乗っても大丈夫なくらい頑丈です。
だから、キッチンで重いレンジを乗っけても、リビングでテレビを乗っけても、ガンガンに使える万能さんです。
前置きと自画自賛が長くなるのもアレなんで、作り方を紹介しちゃいます。
この記事の内容
今回の部材はこんな感じ。
木材の入手ルートやサイズは、皆様バラバラだと思うので、参考として見てください。
※.今回の棚板は、雰囲気重視で杉材を使用しました。入手しやすい棚板でチャレンジしてください。
※.パイプクランパーの詳細は ⇒コチラ で確認してください。
さっそく作業を開始
作り始めます。段取りとしては、
- 木材のカット+塗装
- パイプのカット
- パイプでフレームを組み立て
- 棚板を取り付ける
の4段階になっています。では、さっそくいってみましょう!
①木材を用意する。(カット+塗装)
木材は、ホームセンターさんで好きな寸法に切ってもらうと楽ちんです。家に帰って、塗装から始められます。
カット寸法を参考に記載しました。あくまで、杉材の規格なので、参考までに。
塗装ですが、もちろん、未塗装でも木の風合いがあって良いと思います。こればかりは好みですが、今回作るにあたり、少し拘った塗装をしてしまいまして…。
少し長くなるので、その風景は、別ページに記載しています。
そして、塗りあがった木材がコチラ。
古屋を解体した時に出てきたような木材風味ですが、伝わりますかね?
これで、木材の準備は完了です。続きまして、パイプの準備です。
②パイプをカットする。
パイプクランパー用のパイプをカットしていきます。まずは、カットする長さを決めます。ちょっとだけ計算が必要です。
参考に、今回の棚に使ったパイプのカット寸法の計算方法を書いてみました。
必要なパイプの本数は、ざっくり以下の通り!
詳しくは、コチラをご覧ください。⇒【パイプの長さの決め方】
サイズが決まったら、ついにカットです。金属のパイプです。素人には切れないと思ってませんか?
それが、カットできるんです。しかも、電動工具なんか使いません。
詳しくは、コチラをご覧ください。⇒【パイプのカットの方法】
パイプがカットできました。写真撮るの途中まで忘れていたので、ちょっとだけパーツが付いてしまっていますが、ご了承を。
ここまでくれば、7割方完成です!とりあえず、お疲れさまです。
③組み立て開始(フレーム組み)
パイプのカットで疲れていると思いますが、間髪入れずにいきますよ。
ここからは、組み立て作業です。段々と形になっていくので、楽しい作業です。
まずは、フレーム作りから!
組み立てのイメージをつかむために、フレームの完成形を先にお見せします。目指すはコレ↓
縦の柱から組み立てるのですが、パイプクランパーのパーツを組んだ後だと、打ち込みにくくなるので、先にアジャスターを打ち込んでおきます。不要な木材があれば、それで叩けばOKです。
そしたら、手元に六角レンチを用意してください。
これで、パイプクランパーの各パーツのネジを少しだけ緩めます。パイプクランパーのネジは、締めた状態で販売しているので、このままだと、パイプが入りません。
外側のフレームを組み立てていきます。縦の柱となる部分に、パーツをはめ込みます。
向かい合う部分があるので、パイプクランパーの向きに注意してください。
組めましたか?失敗しても、やり直しがきくので、めげないで進みます。
次はこれに、横柱を組みます。
2セット作ります。これで、外枠が出来上がりました。これに横桟を付けていきます。
同じく、もう片方も付ければフレームが完成です。
次で最終工程です。頑張りましょう。
④最後の作業。棚板取付け
いよいよ最終工程です。
棚板を、片サドルバンドで固定していきます。これが、片サドルバンドです。
なべ頭のタッピングを使用して固定します。個数は自由で良いのですが、荷重は上からかかるので、グラつく事がなければOKです。
下の棚は、裏返して取り付けた方が良いですが、棚板を持っててくれる相棒がいないと辛いかもしれません。
全工程終了!!!
完成したものを愛でて、自己満足に浸ります。
まとめ
長い工程 でしたが、完成しましたね。
どうでしょう?かなり丈夫にできたのではないですか?
パイプクランパーの最大の魅力は、金属の本当の質感で配管DIYができるということです。もちろん樹脂のパイプを、金属っぽく塗っても良いですが、やっぱり本当の質感と頑丈さを出すことは、難しいと思います。
この記事で作ったものは、頑丈さゆえに長く使えます。段々と愛着も増してくると思います。
このあとは、自由にディスプレイしてもらって、楽しんでもらえると嬉しいです。
では、今回もこれで終了です。
読んでもらって、ありがとうございました。
今回使用したのは、杉破風板 約24×180×3650mm 1枚