IDシリーズの人気商品であるブレース棚受け。その名の通り、本来は棚受け用の金具ですが等辺(L字の長さが同じ)であるので、おしゃれな補強金具としても使用できます。
今回は、このブレース棚受けを使って、ふと思いついた事をやってみます。それはスタッキングボックスを作るというもの。使うときには大きく使える。使わないときには重ねて収納。言葉だけでは難しく感じますが、ごくごく簡単にやらかしてみます。
今回、出来上がる予定のモノはコレ ↑
使用する木材は、合板(910×1820mmサイズ)通称サブロク板を1枚だけ。
では、ちゃっちゃとやります。
手順① 材料を用意する。
部材表と木材のカット寸法は以下からダウンロードできます。
①木材を用意
使用するのは、合板1枚。合板の厚さは12mmで設定してあります。12mmであればシナ合板でも針葉樹合板でもOK。
合板は、上記の通りにカットしてもらってください。自分で切るのは大変なのでホームセンターさんのカットサービスを利用。
カットしたのが、こちら↑。やっぱりカットサービスを利用するとまっすぐに切れます。
②金具を用意
ID金具は、ブレース棚受けの120・90・75サイズを各4個
あとは、金折れの60サイズを12個。色はお好みで。 今回はオフホワイトを使用。
③ビスを用意
ビスは、金具に合わせてオフホワイトの木ネジを使用。板厚が薄いので推奨のビス太さとは異なりますがブレース棚受け用に3.8×16を。金折れ固定用に2.7×13を使用。
④塗料を用意
ナチュラルテイストに仕上げたいので、水性のクリアーを使用します。
塗りにくければ水で薄められるので気軽に使えます。このほか、刷毛とヤスリが必要です。
部材表と木材のカット寸法は以下からダウンロードできます。
PDFデータでのご提供となります。閲覧には、Adobe Acrobat Readerが必要です。
手順② 作業開始(塗装編)
合板は、ホームセンターさんでカットしてもらいましので、第1の作業は塗装前の下地処理となります。
合板はササクレ立ちがあるので、ヤスリで仕上げていきます。特にカット面は完成度に関わってきますのでキレイに仕上げてください。
板表面はスベスベになるくらい。カット面はエッジを軽くとるイメージです。
手で触って、ひっかかりが無い程度まで仕上げたら、板についた削りカスをキレイに拭いておきます。
よく粉をはたいたら、塗装をしていきます。
木目を生かして、表面を保護するイメージです。粘度が高くて塗りにくければ水で薄めて使用します。
自分は、確認もせずにはじめから水を入れてしまいますが・・・・
写真では茶色っぽく見えますが、乾けば透明になります。
塗りあがりました。クリアーだけに、写真だとあまり代わり映えしませんが、実際には、薄っすらとコーティングされている感が出ています。キメもキレイになった感じがします。
手順③ 作業開始(組み立て編)
塗料が乾いたら、組み立てに入ります。基本的に同じ形状のボックスを3個作るイメージ。
作り方は、すべて同じでサイズが違うだけなので1個作ってしまえば楽勝です。で確認のために仮組。
今回は、箱に使う4辺の板の長さを同じにしたので、正方形にするために上のような組み方をします。
仮組して確認したら木工用ボンドを端面に均一に塗ります。これで完成時の強度が上がります。
ブレース棚受けと金折れを使用して固定していきます。
ブレース棚受けは、スタッキング時に底の受けとなりますのでブレース位置は全て外側に位置するよう取り付けてください。
同じ作業を4角やると、結構しっかりとしたボックスになります。
金折れは、すべて同じサイズですが、ブレース棚受けは大箱→120・中箱→90・小箱→75と使い分けます。箱の大きさにバランスを合わせてみました。
表面は4角を金折れで固定。
裏面はブレース棚受けで4角を固定。
完成です。もの置いてみます。横配列でも縦に重ねても使えます。
スタッキングしてみます。使わない時にはコンパクトになって便利です。
もっと小さいのをドンドンつくれば5箱でもスタッキングできますね。キャンプとかに便利かも。マトリョーシカを彷彿とさせます。
総括
作るのは簡単でしたが、箱の角を合わせるのが少し苦労しました。コーナークランプがあれば便利かもです。見た目は満足です。ナチュラルなフレンチテイストのインテリアにも合うと思います。
使った木材も合板1枚だけですし、3箱できることを考えたらコスパも良いかと思います。ちょっと奮発するなら合板を15mm厚にするともっといいかもしれません。
ただ15mm厚だと一気に値段があがります。完成度とお財布のバランスを見ながら楽しめるもDIYならではです。
ボックスの中にダボを打って、棚を付けたり色々カスタムもできます。色も変えれば雰囲気も大きく変わると思います。
皆様の個性を生かして楽しんでみてください。
部材表と木材のカット寸法は以下からダウンロードできます。
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