2x材(ツーバイ材)とは何なの?
2x材は、もともと2x4工法に使用される木材の事をいいます。
日本の軸組み工法が柱で強度を出すのに対して、2x4工法は壁を組んでいく事で強度を出していく建築方法です。
2x材の代表格である、2x4材は、もともと2インチ(50.8㎜)x4インチ(101.6㎜)の角材という意味でしたが、乾燥段階の収縮などから、1.5インチx3.5インチ程度のサイズで規格化されています。
建築に使用されることから、2x4材の流通量は非常に多く、また成長の早い木であるため安価に販売されていて、ホームセンターでは置いてない店がないほどメジャーな木材となりました。
加工もしやすく、はじめから、ある程度表面が研磨されていて、角は面取りまでしてあります。
旧来の角材(荒材)と比較すれば、トゲが刺さる心配や面取り・研磨の手間が少なく、楽にDIYに挑める木材です。
良くSPF材と呼ぶ人もいますが、これは2x材の樹種(木の種類)の事を言っています。
SPFとは、常緑針葉樹の総称で、
- S=スプルーフスプルース(Spruce、米トウヒ)
- P=パイン(Pine、マツ類)
- F=ファー(Fir、モミ類) を合わせた呼称です。
を合わせた呼称です。
この他にも、厳格には2x4材とは異なりますが、杉やヒノキや人工木、紙管などで、2x4材と同じサイズで作られたものもあります。
→ 2×4材と一緒に使う事が多い、合板の記事も書いてます。DIY基礎知識にどうぞ!
≫ ベニア・合板・コンパネって何が違うの?これ説明できますか?
2x材SPF材 規格寸法表
規格を知っていると、設計に役立ちます。
色々と組み合わせのきく木材なので、頭においておくと便利です!
なかでも、ホームセンターでの販売量の多い、2x4材と1x4材は、2x2や2x6などよりも安く売っている事が多いです。
サイズ表はあくまでも目安に使ってください。木なので乾燥などにより、2~3㎜程度の誤差があります。
ホームセンターで売っている2x材は、やや小さめが多い印象です。
2x材の長さ表記方法
2x材は、アメリカの建築で使用されているものなので断面規格もインチで、長さ表記はフィートになります。なかなかなじみの無いサイズ表記なので分かり難いと思います。
下にミリ換算表を置いておきますので参考にどうぞ。
ホームセンターでは、6ftの販売量が圧倒的に多いです。
ということは、この長さが一番安く購入できるサイズということになります。
また、この長さであれば、ハッチバックタイプの車でもギリギリ運べる長さかなと思います。
まとめ
ホームセンター等でも、簡単に手に入る2x材。
切る・削る・塗るなど、加工性に優れたDIYには向いた木材です。
ホームセンターの規模によってはサイズが揃っていない店舗もありますが、ビギナーさんは無難な2x4材で作り始めてみるのがいいかもしれません。2x4なら小規模店舗でもあるはずです。専用の金具も色んな種類がそろっているので作りやすいと思います。