ねじの十字穴の番手って知ってる?
ドライバーの中で一番メジャーなのがプラスドライバー。十字穴用とも言われますが、ほとんどこれしか使用しない気がします。
ねじの世界では、ねじの頭部の穴の事をリセスっていいますが、そんなことはともかく、同じ十字穴であっても、サイズが違ったり形状が違ったりするものがあります。
適切なドライバー選びをしないと十字穴が崩れてしまって、最悪の場合、締付も取外しもできなくなってしまいます。
十字穴のサイズと番手
ねじのサイズによって、十字穴の大きさは違ってきます。
基本的には、ねじの太さによって決まっているのですが形状によっても変わってきますので注意が必要です。細かくは、ねじの記事で記載します。
※ホームセンターでねじのパックを購入するとドライバーの番手が書いている場合があります。
説明表記を良く見てみるのもいいかもしれません。
でも・・・・・
もう固定してあるねじを回すよ。とかパックを捨てちゃったよ。だからもう番手が分からないよ。って場合は、実際にねじに合わせてみればいいんです。
ドライバーの大きさは、No.1(1番)・No.2(2番)・No.3(3番)の3種類です。
これだけ持っていれば問題ないのですが、個人的な使用ランキングとしては、ほぼ2番で、たまーに1番。存在を忘れたころに3番という感じです。
ねじに、はめてみてピッタリ合えばOK。大きすぎれば入らないし、小さすぎれば明らかにガタがでます。
ちゃんと合ったサイズを選びましょう。
同じ十字穴でも違う十字穴?
すごくまれに、十字穴でも少しだけ違う模様?星型?みたいなスジが入っているものがあります。これは、ポジドライブといいます。
日本の十字穴はフィリップスという名称の十字穴ですがこれに対して、イギリスの部品や、身近な箇所だとMacのパソコンや輸入家具などにも使用されています。
普通の十字穴よりも優れている点はありますが、この穴は同じ十字穴でも違う十字穴なのでドライバーも異なります。
写真のような模様が付いていたら要注意です。専用のドライバーを使用しないと、ちゃんと締め付けられません。
ねじ締めは、押しつける力がポイント
ドライバーでねじを締め付ける時のポイント!
それは、押す力。とにかく締め付ける方向に押しつけながら回さないと十字穴が潰れてしまいます。
普通のねじの十字穴は、穴の深くに行くほどテーパーがかかっています。ドライバーの先端も同様にテーパーがかかっているので、回す力を加えると、このテーパーを上って、穴から抜けようという作用が働いてしまいます。
これをカムアウトというのですが、カムアウトを起こさせないためには、電動・手動ともに押す力が必要となります。
ちょうど良い力加減
ドライバーに込める力のイメージは、回す力30%に対して、押す力70%程度が良いとされています。留める部材によっても違うのですが、これが基本の構えです。
十字穴を潰さないように注意して締め付けましょう。
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