12mm厚の板が引き戸になるレールは、レールに穴をあけてビス留めでの取付けが推奨ですが、穴あけが難しい場合、接着剤や両面テープでも取付けができます。
接着剤や両面テープで取り付ける場合、取付け部分の材質や、粗さにより充分な強度が得られない場合があります。使用する接着剤や両面テープの説明書きを良く読んでから使用してください。
両面テープで取り付ける場合
両面テープを選ぶ場合、金属+木材に使用できることが条件です。また、厚さが薄くないと両面テープの厚みだけ、レールが浮いてしまうことになるので、できるだけ薄いものを選らびます。
今回は、和気産業さんの激強力両面テープ粗面用を使用してみます。
厚さ0.3mmと薄く、基材がないので貼り付けには向いています。
- 貼り付ける場所が木材の場合、ヤスリをかけて表面を整え、削りカスをキレイに除去しておきます。
- 濡れている場合は、良く乾燥させます。
- レールの裏面に両面テープを押し付けながら貼り付けます。
- テープを良く圧着したら、はくり紙を剥がし、貼りあわせます。
- 貼り合わせたら、強く圧着して24時間経過するまで静置しておきます。
かなり強力に固定できます。そして、簡単です。両面テープの幅は、画像は太いものを使用してしまっていますが、10mm程度のものを、2本貼るのが丁度良いと思います。
そちらの方が安あがりです。
接着剤で取り付ける場合
接着剤で取り付ける場合も、金属+木材に使用できるものを選びます。セメダインスーパーX・ウルトラ多用途SU・スーパー多用途などの弾性接着剤が扱いやすいです。
- 接着面の油・ゴミ・ホコリをキレイにしておきます。
- 接着剤を付けたくない部分にマスキングテープを貼ります。
- 接着剤をレール裏と、取り付ける面の両面に薄く塗り広げます。
- 貼り合わせたら、強く圧着して24時間経過するまで静置しておきます。
※接着剤によっては、塗布後オープンタイムが必要なものがあります。
両面テープよりも、段取りは増えますが、弾性系の接着剤のため、やや凹凸のある粗面の木材にもガッチリと貼り付きます。
今回は、ウルトラ多用途SUを使用しましたが、速乾性のため、1時間もすれば、引っ張ってもガッチガチに剥がれない状況となりました。
穴あけはするけど、ドリルを購入したくない場合
12mm厚の板が引き戸になるレールの穴あけ部分は、穴あけしやすいようにV字溝により薄くできています。
電動ドライバーがあれば、ドリルビットを購入しなくても、ドリルビスで簡単に穴あけ加工ができます。
3.5mm径のドリルビスを使用します。ドリルビスは、ねじナビ。で1本単位で購入することができます。