雰囲気にはビスも大事。小さなビスだけでここまで変わる。


 作ろうとするもの、それ自体から考えたら、ちっぽけなビスなんて、どうでもいいやと思いがちじゃありませんか。 でも、ビスだけで、変わるのです。完成度や雰囲気が。

あなどってませんか?ビスの存在を。

そんなあなたに贈ります。今回、6種のビスの雰囲気を同じ金具に打って比べてみました。

 

比べるビスはコチラ。

今回は、比較されるビスたち。

左から、黒いなべタッピング・黒い六角フランジタッピング・真鍮木ねじ・ユニクロメッキなべタッピング・ユニクロメッキ皿タッピング・ユニクロメッキトラスタッピングとなります。

そして、条件を同一にするため、留める金具は写真のアングル金具を使用しました。

これもID金具シリーズの商品です。新品なのにいい雰囲気のやれ加減がが再現されています。 

では、実際に比較してみましょう。

今回は、比べるビスの中で、すごく個人的にワースト順位をつけてみましたので、その順番でご紹介します。途中からベスト順になりますがご了承ください。

 

まず、ワースト第1位。ユニクロメッキ 皿頭タッピング!

皿穴の金具にならともかく、ストレート穴の金具に皿頭は無理ですね。

頭が完全に浮いちゃってます。強度もでません。汚いです。


続きまして、

ワースト第2位。ユニクロメッキ なべ頭タッピング! 

微妙です。ビスの機能としてはOKですが色も銀色なのでポチポチ感が目立ちます。

頭が小さいので小さな金具にはいいかもしれませんが、なんか落ち着かない雰囲気です。 


さらに、

ワースト第3位。真鍮 丸頭木ねじ

正直、ユニクロなべ頭タッピングと接戦でした。ただ、このブラックとゴールドが醸し出すゴージャスさにやられました。それと真鍮は、取付けた時は、キンピカですがエージングで黒ずんでくるので、少しすると雰囲気出てくるかなっと。それもあって、この順位となりました。


比べたビスが6種類なので、ここから、ベスト3に入ります。

ですので普通に第3位。ユニクロメッキ トラス頭タッピング

なべ頭タッピングよりも、頭が大きく嫌な感じのポチポチ感がなかったので、この順位としました。あえて、銀色のビスを使って、留め鋲感覚で目立たせるにはいいかもしれません。ビスで固定してます!という主張が潔いです。


ついに来ました、

第2位。黒いなべ頭タッピング

うーん。完全に溶け込んでます。やれ具合も適当に醸し出してくれています。やっぱり、黒い金具には、黒いビスが妥当なのでしょうか?。面白みに欠けるかもしれませんが、落ち着いた感じでしっくりときます。 


そして、堂々の

第1位。黒い六角フランジタッピング

完全に個人的、第1位です。こんな小さなビスなのに存在感抜群。六角ボルトのようなたたずまい。実に雰囲気がでます。テーマである、インダストリアル感も満載です。このビスを使うだけで、少しだけ完成度が上がる気がして、目立つ箇所にも使ってみました。ID金具を使ってハイシェルフを作ってみたのですが、やっぱりいい!詳しくはリンクを見てみてください。



こんな感じで、ビスを比べてみました。いかがでしたでしょうか?

同じ金具でもビスによって、雰囲気が変わるのが分かっていただけましたでしょうか。

ごく、小さな部品ですが、ここまでこだわって作っていけば、雰囲気・完成度・満足度もアップするはずです。DIY Industrial designでも、できる限り金具に合わせたビスを用意しています。普通にホームセンターさんで売っているビスも考えると組み合わせは何通りもあります。是非自分だけの組み合わせを考えながら使ってみてください。